DeveloperWeekとは、毎年70ヶ国以上、8,000人以上のエンジニアやエグゼクティブがサンフランシスコのベイエリアに集って、新しいテクノロジーや、開発言語、プラットフォームを共有する場。日本でいうところのExpoのようなイベントです。
私の前職は、営業がメインのマーケターだったので、プログラミングはド素人なものの、起業準備の1つとして、独学でプログラミングの勉強もしており、今回は、VR/AR系の新しい情報も入手できるのでは?と期待し、参加しました。結果的にVR/ARの情報は、ほんのわずかで、あまり有益な情報は得られなかったものの、ロボット開発やアプリ開発の最新のトレンドを知ることができました!
前半はイベント全体について、後半は各ブースでみつけた可愛いプロダクト達を厳選してお伝えします。
【イベント全体】
会場は、サンフランシスコの中心部から電車で10分ほどのオークランドにあるコンベンションセンターで開催。6つのセミナー会場と、80社以上の企業ブースエリアで構成され、ネットワーキングコーナーや休憩エリアなども充実していました!
セミナーはCiscoやSlackなどメジャー企業のCTO(最高技術責任者)や、GoogleやNVIDIAのエンジニアリーダーによる基調講演、また実際にコードの書き方をレクチャーするセミナーなど、3日間にわたり様々なセミナーが行われていました。
開発関連では、Android用の開発言語としてGoogleがKotlinという従来よりも簡単にコードがかける言語を紹介。他のセミナーでも同様に、今回はUI/UX視点を重視しつつ、いかに簡略化してコードが書けるか?早く開発できるか?という視点で、語られることが多かったように思います。私は今までの開発のスタンダードを知らないので、何とも言えないものの、システム開発におけるスピード感やチーム構成は、今までと変わってきているようです。開発期間が過去の3分1くらいに短縮されることが求められつつも、顧客からの要求は年々高くなっているため、新たな開発言語の習得を求められたり、開発のタイミングから弁護士がチームに必要だったり、例え技術者でなくても一定レベルの技術的な知識が求められたり、何だかとても大変そう、、。
AI開発で知られているNVIDIAは、フランス出身で女性のエンジニア副担当部長のClaireさんが講演。女性のエンジニアは日本でもあまり見かけない上に、一流企業の管理職!社内ロボットの実証実験映像を紹介してくれました。
2日目の夕方は、各企業ブースからお酒や食事、お菓子などが提供され、会場全体がネットワーキングスペースのような雰囲気に。3日目の夜には別会場でバーベキューも開催されていたらしいです。アメリカではビジネスの情報交換の場がかなり多く、英語もつたない上に、人見知りな日本人としては、毎回アワアワしてしまいます。
【可愛いプロダクト3選】
①MystyRobotics
ソフトバンクのpepperくんと同じく音声・画像認識ができ、中身のアプリケーション次第で何用にも活用できる。ハンド部分は上下に動き、取り外ししてカスタマイズも可能。自律移動もでき、頭を撫でてあげると人間の子供みたいに笑ったり、かゆいそぶりをしたりして可愛い。
②cobaltrobotics
自律移動ができ、入館者の受付をしたり、社内案内をしてくれたり、人と連携してセキュリティ管理もしてくれる。またCOBALTを通じてウェブ会議も可能。日本にも同じようなロボットはあると思うけれど、デザインがスタイリッシュ。
③BOSE AR sunglasses
写真がシンプルで伝わりにくいけれど、音声の拡張現実。スマートフォンのアプリと連携して、耳を塞がずにサングラスをかけながら、音楽や道案内を聴くことができる。軽くて、サングラスをかけないと何も聞こえないのに、かけた瞬間ダイレクトに音が聞こえるという不思議な感覚を味わうことができる。フレームは2種類あるもののサイズが1つしかないため、顔が小さい人や大きい人は使いにくいかもしれない。
【その他】
イベント専用アプリが提供されており、複数の講演があってもスケジュール管理が簡単!またタイムリーに会場情報を教えてくれます。
会場の近くで、シェア電気スクーター(キックボード)を発見!シェア自転車は、街でよくみかけるものの、キックボードまであるとは、ちょっとした移動にも便利です。
最後に、今回はPubNubのJordan Schuetzさんのおかげで、数百ドルする参加費用を無料で参加させていただくことができました。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました!
Jordanさんは無料でゲーム用のプログラミング教室を開いたり子供向けアプリも作られています。